(▲写真は久しぶりに焼いた、スウェーデンのアップルパイ。パイ生地ではなくて、クランブル生地のもの。torimigiでも出せるようにしたいなぁ。)
滝川から乳製品を使わない無添加焼き菓子をお届けするtorimigiです。
最近、少し休息をとることができ、よく休み、よく眠り、お風呂にゆっくりつかることができるようになりました。
がんばることを「しないこと」で自分が本当に手に入れたい生活が具体的になってきました。
ふつふつと湧いてきた怒りと悲しみ
それまでのわたしは、完璧にこなしたいという一心で、がんばりすぎ、仕事と工房と家の往復で、余裕も時間もなく、まったくリラックスできませんでした。
そうなると…なんでもかんでも腹が立ち、すべてが気に入らない!怒って、泣いて…を繰り返し、くたくた、へとへとになりました。
そうなってはじめて、自分に余裕がないことを身をもって実感したのです。(頭ではわかっていたけど、理解できていませんでした)
自分に優しくできない、パートナーに当たり散らす、と何にもいいことがなかったのです。
「しないこと」をしばらくつづけてみた
仕事では、がんばることをしない、つめこみすぎない、時間の見積もりはゆるめ、もうちょっとがんばれそう、というところでやめる。
生活では、なるべく早めに、家でご飯を食べる、できないときは頼む、少しでもお風呂につかる、読みたかった本を読む、ということを実践しました。
「やろう!」と意気込んだのではなく、へとへとですべてできなかっただけかもしれません。
ただ、それがとても良い効果を生みました。
大事なことが崩れてしまう恐怖感
このままの生活では誰も幸せにならない、と不安でいっぱいでした。
今の生活が持続可能ではないことをパートナーとも散々話し合い、「自分が何を求めているのか」をずいぶん考えました。
そのたびに出てきた答えが、
・家をきれいに整える
・家で手作りのおいしいごはんを食べる
・家庭菜園で夏の間はできるかぎり自給自足する
・仲間をつくる
・パートナーを支える
ということだったのです。このことを考えると心からワクワクするのです。
大事なことがわかって、その先にあるもの
大事なことがわかったので、次のアクションは、実践するということでした。
ワクワクする方向へただただ実践する。
おやつやtorimigiは自分の生活の基盤がきちっとあってのもの。
おやつは日々の滋養あるごはんをとってこその、おたのしみでありたい。
おやつは大事だけど、その根底にあるご飯をもっと大事にしたい。そしてそれを伝えられる人でありたい。
「しないこと」で理想の生活に近づいた
・余裕ができ、人にも優しくできるようになる
・自分を見つめなおすことができ、理想がくっきりとうかびあがる
がんばって、完璧にやろうとしてうまくいかなかったことが、がんばりすぎず、ほどほどにしたとたんにうまくいくようになりました。そしてプライベートの自分時間も驚くほど豊かになってきた気がします。わたしたちはもう、詰め込み過ぎる生活につかれているのかもしれません。
さて、これからもう1アクションをこれから起こそうと思います。
「しないこと」リストのすすめ
▼先日、滝川市にある太郎吉蔵で講演を行った辻信一さん。講演の中で紹介されていた書籍。すぐに購入して、コツコツ読んでいます。

(041)「しないこと」リストのすすめ: 人生を豊かにする引き算の発想 (ポプラ新書)
- 作者: 辻信一
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