
プチッ、ぱくっ、じゅわー、にこにこ
旬を迎えた食べ物が目の前にある幸せ
フードマイルとは
食べ物がとれたところから食卓にのぼるまでの距離。
遠ければ遠いほど輸送にかかる石油燃料などがかかるため、環境への負荷が大きくなる。
また、輸送の効率を考えられて野菜は均一な大きさになるように育てられる。
その規格に合わないものはハネ品として、市場に出回らないことも多い。
さらに、遠いことでどんな栽培方法なのか、どんな人が作っているのかもわかりにくくなる。
腐らないように、防腐剤などが使用されたり、熟す前の状態で収穫されてしまい、本当の美味しさがわかりにくくなる。
こう文章にしてみると、不自然な気がしてくる。
旬の食べ物を食べる贅沢

北海道では今、いちごが旬を迎えている(そろそろ名残の時期にはいってきたかも)
知り合いの方のいちご畑に今年の夏はときどきおじゃまして、収穫させてもらっている。
今日は5回目!ハウス栽培で、マルチをしていたものはほとんど終わりに近づいているが、露地栽培されているものは今が旬な状態。
真っ赤に色づいたいちごはほんとうに甘くて、ほんのり酸味があり、絶妙なバランス。
口に入れるとほんのりあたたかく、根を張って大地から養分を吸収し、今の今まで生きていたことが伝わってくる。
たくさん収穫させてもらえたので、帰宅し、洗ってヘタを取る作業にとりかかる。
あら、さっきまでぴっちぴちだったいちごが、移動の揺れのせいなのか、茎から離されてしまったからなのかボヨボヨに。
味は変わらずおいしいのだけど、熟したいちごはこんなにすぐにダメになってしまうなんて。
これでは一番食べごろがスーパーには並ばない理由がわかる。
そんなところから今日はフードマイルについて、久しぶりに思いを巡らせていた。
フードマイルを短くするためにできること
日々のことで、なおかつお財布との相談でもあるので悩ましいことではある。
わたしが日々心がけていることをちょっとご紹介。
1:ご近所野菜コーナーで野菜を買う
北海道は夏の間しかないのだけど、これでぐんとフードマイルは身近に。
身近で穫れるものより、遠くから来たものが安くなるなんて、誰かが苦しい思いをしているだけ。
近くの人がつくったものは、育てた人も買った人もうれしい、ウィン-ウィンの関係。
2:納豆や豆腐はなるべく北海道産の大豆が使われているものを買う
これは添加物の問題もあり、難しいけれど、地場の農家を支えるためにも、そうしている。
3:魚介類も北海道産を
魚介類は近くでとれたもの、旬なものが一番安く手に入るので一石二鳥。
4:農業(家庭菜園)を自分で始める、またはそのお友達をつくる
一番たのしいのはこれ。
自分で始めることでつくる楽しみ、食べる楽しみが増える。そしてフードマイルはゼロ!
さらにタネや苗も北海道産のものがあればなおよし。
わがやは借りた畑で大豆を栽培中。手作り味噌できるくらい穫れるかな。
お友達をつくることで、誰が作ったかわかり、コミュニケーションもとれて最高。
お互いに違う作物を育てていれば物々交換もできて、貨幣を流通させずに一部生活できる。
大切なのはその食べ物はどこから来ているのかということに関心を持つこと。
ストイックになりすぎても、苦しいし、ときどきでも思い出して、できることから始めること。
わたしも続けます。
